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コロナウィルスのPCR検査について


昨今、コロナウィルスの検査方法として一気にメジャーになったPCR検査。ちまたでは臨床検査技師が検査している事から現役総理の口から初めて『臨床検査技師』の名前が出たとか出ないとか(真偽は不明ですが・・・)。


当院におけるコロナウィルス検査でもこのPCR検査を取り入れています。コロナウィルスの検査方法にはいくつかの種類がありますが、ではなぜPCR検査を行うのでしょう?

コロナウィルスの検査方法は①ウィルスが存在する(あるいは存在していた)かを血液を用いて間接的に確認する抗体検査、②ウィルス(死骸も含む)の存在を直接確認する抗原検査及びPCR検査などがあります。そして今現在コロナウィルスに罹患しているのか否かは抗原検査もしくはPCR法でなければ確定できません。その両方法においてPCR法は抗原検査(定性法)に比べウィルスの量が少なくても感知できる性能(感度)が高いために多く採用されているのです。

では抗原検査や抗体検査は不要なのでしょうか? 答えはNOです。抗原検査は操作が簡便で専用の高額機器が不要のため臨床現場で迅速に結果を出すことが出来ます。また抗体検査は過去の感染の有無や抗体量で感染防御の有無をある程度知る事ができるなど、やはり必要な検査なのです。ちなみに抗体検査は健診でもお受けする事が可能ですのでご興味のある方はぜひお問合せ下さい。

今後も感染状況はいつ変化するかわからない世の中ですが、出来れば今の様に感染者があまり出ていない状況がずっと続くといいですね。

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