腹部超音波検査とは、何を検査しているかご存知ですか?
当院では、肝臓、胆のう、腎臓、膵臓、脾臓、腹部大動脈を見ています。
腹部エコー検査の所要時間はおよそ10~20分です。
検査を受けるとき、上半身は腹部を検査できるように衣服を胸の下あたりまでまくります。ズボンやスカート、下着は腰骨の位置まで下げます。下記の流れで検査は進みます。
① 仰向けになり、腹部にゼリーを塗る。
② ゼリーを塗ったところに検査器具(プローブ)で音波を当てる。
③ 器具を押し当てたり、体の向きを変えたりしながら観察する。
検査を受ける際の注意点は?
前日、夜9時以降は飲食をしないでください。これは、食べ物を消化するとき、胆のうという臓器から胆汁が分泌されます。胆のうは胆汁を分泌すると小さくなってしまうため、検査時に胆のうの異常を発見できなくなります。消化中は腸の動きが活発になりガスが増え、検査で観察がしにくくなります。そのため、前日、夜9時以降は飲食を控えてください。
おわりに:臓器の異常を発見する腹部エコー検査。前日から準備をしましょう。
腹部エコー検査は健康診断などでも実施される検査です。前日の夜から飲食物摂取などについて注意点はありますので、医療機関の指示に従い準備をしてください。注意点を守り検査がスムーズに進むようにしましょう。