皆さん明けましておめでとうございます。
今年も横浜鶴ヶ峰病院健診総合センターをよろしくお願いいたします。
今回は脳卒中についてお話していこうと思います。
脳卒中については聞いたことがある人が多いと思います。脳卒中とは脳の血管が詰まる脳梗塞、血管が破れる脳出血があります。さらに、脳内の血管が破れる脳内出血、脳の血管にできたコブ(脳動脈瘤)が破裂するくも膜下出血があります。実はこの脳卒中は寒い冬に発症しやすいのです。原因は寒さの影響で血管や交感神経が緊張することによって血圧が上がってしまうからです。なかでも冬に増加するのは脳出血が多いと言われています。
脳卒中は早期発見や生活習慣の改善が大切です。
早期発見するためには、その前兆を知ることが大切です。その方法として骨密度検査「ACT FAST」と呼ばれるものがあります。
具体的方法は、
① 顔の左右に歪みはないか
② 両腕を挙げてどちらか片方の腕に力が入らないためすぐ落ちてしまうことはないか
③ きちんと言葉が出てくるか、呂律がまわるか。
これらをチェックすることで、脳卒中の早期発見につながります。
次に生活習慣の改善についてお話します。血管の病気は、動脈硬化が原因になることが多いです。動脈硬化の原因となる生活習慣を正すことが予防につながります。規則正しい食生活、十分な睡眠、ストレスをためない生活を送ることがとても大切です。運動不足や喫煙も動脈硬化の進行に影響があるので、普段から適度な運動や規則正しい生活を心がけることが大切です。
ぜひこれからも規則正しい生活習慣を心掛け、健康な日々を送れるようにしてください。
当院では、脳の中や脳血管の状態がわかる脳ドックも行っております。気になる方はぜひご相談ください。
最後になりますが、寒い日が続いておりますのでお体にはお気を付けください。