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心電図検査について

心電図検査を行なっていると患者様や検診者様に『心電図でなにが分かるの?』と時々聞かれる事があります。そんな時はドキドキしながら学んだ知識の範囲でお答えしておりますが・・・。ではそもそも心電図って毎年やるほど大切な検査なのでしょうか?

心電図とは心臓が自ら作り出している電気信号の「大きさ(強さ)」と「向き」を、目に見えるように記録したものです。心電図を見れば、その時の心臓の状態を推測することができます。よく『電気を流すの?』といわれますが実際は逆で心臓が作り出している電気をキャッチしてそれを波形化し解析します。

ではその波形で何がわかるのでしょう?

  • 心臓が動く回数(脈拍数といいます)は正常か?
  • 心臓が動くリズム(調律といいます)は正常か?
  • 余分な電気信号は出ていないか?もし出ていれば、それはどこから出ているのか?=>不整脈かも?
  • 心臓の壁(筋肉)の厚さは正常か?=>心肥大かも?
  • 心臓に負担がかかっていないか?=>心不全かも?
  • 心臓の血管が狭まったりつまっていたりしていないか?=>狭心症や心筋梗塞かも?

(お医者さんオンラインより引用)

検査は数分とかかりませんが上記の様な重要な疾患の手がかりを得る事が出来ます。また毎年検査する事で波形の経時的変化を観察する事も可能となります。

心臓は血液を全身に送るため、1日平均10万回動いている大忙しな臓器です。検査で調子を見てあげるのは大切ですね!

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