二十歳の学生時代、私は一人の先輩技師と出会いました。診療放射線技師学校の卒業とともに一度は音信不通となったその縁が、まさか20年の時を経て再び繋がるとは、当時は思いもしませんでした。

再会は、横浜鶴ヶ峰病院への入職後。胃の検査に従事し、「救える命(早期がん)」を見つけ出すために必死で講習会や研究会に足を運んでいた時のことです。「どこかで見かけた顔だな」――そんな直感から始まった再会でした。


それから20年。先輩には研究会に誘っていただき、時には酒を酌み交わしながら、多くのことを教わりました。
今の私という人間は、これまでの数え切れない出会いによってカタチ作られています。
まもなく定年退職を迎えます。新しい一歩を踏み出すのは、正直に言えば億劫ですし、勇気もいります。今は、確かなことなど何ひとつない時代ですが、これまでの人生がそうであったように、新たな出会いこそが人を成長させ、まだ見ぬ自分を引き出してくれるのだと信じています。
皆様も人との出会いを大切にして、自分が成長できるように頑張ってください。


